受験準備
2019.5.24
小さいうちから子どもには、できるだけ良い環境で教育を受け、個性を伸ばしたい、という思いから、小学校受験に関心を持つご家庭も多いと思います。小学校受験をすることのメリットや、家庭でどんな準備をすればいいのかをご紹介しましょう。
小学校受験を選択する動機や理由は、ご家庭によってさまざまですが、一般的に考えられるメリットは次の2つです。
①豊かな環境で学ぶことができる
私立小学校の中には、学校のカリキュラムとして中学受験を支援するところもあります。同じ学校の友人と、切磋琢磨しながら中学受験を目指すことができる環境をメリットだと考えるご家庭も多いようです。
また、高校や大学までの一貫教育の学校では、受験に左右されることなく、長い時間をかけて自分を確立させていくことができます。友人との付き合いも深く、長くなるので、将来の選択肢を広げてくれるでしょう。
②個性を伸ばす独自の教育方針
私立小学校では、公立小学校のように指導要領にのっとった教育ではなく、その学校の教育方針に沿ったカリキュラムが用意されています。子どもが自分の好きなことを見つけ、多彩な分野での個性や才能を伸ばすことができます。
小学校受験では、靴を脱いだら揃える、洋服をたたむ、箸を正しく持つ、片付けをきちんとするなど、家庭での生活習慣がきちんと身についているかどうかが重視されます。
また、大人との関わりや友達との外遊び、自然体験など、さまざまな体験を通して、季節の草花や、日本伝統の年中行事、動物の生態や道具の名前など、広く深い知識を持っておくことも大切になります。
受験と言っても、決して高度な知識を要求されているわけではありません。年齢相応の知力や体力、感性などがバランスよく育っていることが求められますので、小学校受験を特別なことだと身構える必要はないのです。
ふだんから愛情を持って子どもに向き合い、一緒に家事をする、季節の移ろいや行事を楽しむ、ハイキングやキャンプなど自然豊かな場所に出かけるなど、幅広い経験を積むことが理想的です。
子どもが生活習慣を身に付けるときにおすすめなのが「受験によく出る生活習慣」です。これは、子どもに生活のしかたをわかりやすく教えるための「教え方の本」です。イスに座る、手を洗う、洋服を畳む、靴のひもを結ぶ、お茶を入れるなどの動作を、どんなふうに子どもに教えればいいのか、イラストで細やかに、わかりやすく解説しています。
「具体的な教え方が知りたい」「なかなか上手くいかない」というICE幼児教室に通われているお母さんたちの声から生まれた本です。小学校受験を目指すご家庭はもちろん、受験をしない場合でも、幼少期に身に付けたよい生活習慣は一生のものです。子どもの将来のために、ぜひ役立てていただきたい1冊です。
・小学校受験のメリットは、豊かな環境で個性を伸ばす教育を受けられること。
・小学校受験では、家庭でのしつけや生活習慣が身についているかどうかが問われる。
・受験する・しないに関わらず、子どものころに身に付けたよい生活習慣は一生もの。
年齢別
受験準備
小学校受験では、どんな問題集からはじめたらよいのでしょうか? 小学校受験に備えた家庭学習には、子どもの習熟度に合わせた問題集を使った学習が効果的です。今回は問題集の選び方と、受験の時の大人の関わり方についてお話します。
受験準備
梅雨の時期は、家での遊びが中心になります。子どもが夢中になって、じっくり取り組める遊びができるとよいですね。今回は、手先をたくさん使いながら、想像力や図形センスが身につく「つみき」にクローズアップしてみましょう。
受験準備
最近、「算数力」や「算数脳」というキーワードに注目が集まっています。幼稚園受験や、小学校受験でも、数に関する問題は毎年必ず出題されます。子どもが楽しみながら数を理解して、算数を好きになるために、大人はどんなことをするのが良いのでしょうか。