受験準備
2019.6.27
小学校受験では、どんな問題集からはじめたらよいのでしょうか? 小学校受験に備えた家庭学習には、子どもの習熟度に合わせた問題集を使った学習が効果的です。今回は問題集の選び方と、受験の時の大人の関わり方についてお話します。
小学校受験の問題集は、子どものやりたい気持ちを「できた!」という満足感に変えるために、「ちょっと簡単かな?」と感じるくらいの、やさしい問題からはじめることをおすすめします。
好きな問題を楽しみながら解くことで、達成感や自信を得ることができて、その後の意欲を育てることができます。すでに解ける問題にも繰り返し取り組むことで、より深く、確実に理解することができるでしょう。
ICEの小学校受験問題集に取り組む場合は、まず「小学校受験 年中問題集」から取り組むことをおすすめしています。「小学校受験 年中問題集 初級」では、正しい姿勢でクレヨンやえんぴつを持ち、運筆ができるかどうかも確認できます。正しい答えがわかっていても、線や丸がうまく描けないことでつまづいてしまうこともあるので、運筆はすべての基礎になるといえるでしょう。
そのあと「小学校受験 年中問題集 初級」で総合問題に取り組み、「小学校受験レベル別問題集」へ挑戦しましょう。習熟度に合わせて、子どもが楽しみながら総合力を伸ばせるように、「言語」「数量」「模写」「推理」「常識」「図形」の分野に分け、それぞれ「初級」「中級」「上級」のレベル別に構成されています。
初級は、小学校受験に関する基本的な問題、中級は標準的な受験レベル、上級は難関校受験レベルです。難関校を受験する場合は、「難関女子校問題集」に進みます。子どもの得意な分野は先に進めてもよいですし、苦手な分野はひとつ前のレベルに戻ってみて、どこでつまづいたのか確認することも大切です。
小学校受験の問題集は、子どもの習熟度に合わせて「この子には少し簡単かな?」と感じるレベルからスタートして「わかる」楽しさをたくさん経験させてあげましょう。
小学校受験は、大人にとって、あらためて子育てについて考える絶好の機会です。志望校の合格は、必ずしもゴールではありません。
実際の試験で求められる、観察力や思考力、判断力、社会性などは、子どもがやがて成長して、大人として社会を生きていく上でも必要な力です。大切なのは受験の先に役立つ、ものの見方や考え方を身に付けることです。
小学生受験を目指す家庭でよく見られるのが、大人のほうが熱くなってしまうケースです。
問題集に取り組んでいて、子どもの苦手な分野や、解けない問題が出てくると、焦りや不安から「わからせたい」「教えたい」「覚えさせたい」という気持ちが前に出てしまい、子どもの意欲を削いでしまうこともあります。
子どもは、さまざまな課題の中から自分で考え、発見して、自分で物事の本質をとらえる力を必ず持っています。そのためには大人のサポートも欠かせませんが、ときには子どもの秘めた力を信じて、見守ることも重要です。
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