Z会グループ公式サイト

MONOKO ストーリー

受験準備

受験準備

幼児期の「ぬりえ」が子どもの世界を広げる

幼児期の「ぬりえ」が子どもの世界を広げる

2019.2.12

近年、大人の自律神経を整える方法としても注目を集めている「ぬりえ」。幼稚園受験や小学校受験でもよく出題されます。子どもにとってぬりえは運筆の練習になりますし、ものの色や形を識別する力も育みます。「ぬりえ」を通じて、子どもの世界を広げるために、大人はどんなことを心がければよいのでしょうか。

MONOKOの「おやこのぬりえ」はこちら→

指先を使い、絵や字を書く力につながる

子どもにぬりえを与えるとき、大人は見守っているだけのことが多いのですが、できれば子どもの隣に座って、相談しながら同じモチーフのぬりえを一緒に塗るのがよいですね。

大人がクレヨンの持ち方や塗り方を見せてあげることで、子どもが「大人のしていることを見て待つ」「お手本の通りにする」ことを学ぶことができます。

最初は、枠からはみ出して塗ることがほとんどかもしれません。でも繰り返し塗ることで、目と手の動きにつながりができ、いつしか枠に沿って色を塗れるようになります。これを「目と手の協応」といいます。

クレヨンや色鉛筆を思い通りに動かすことで、指先の動きが洗練されて、絵を描く力、字を書く力につながっていきます。また、色の名前も覚えることができます。

親子で会話を楽しむことで世界が広がる

子どもがぬりえをするときは、親子の会話がとても大切です。
「このあいだ動物園で見た、ぞうさんだね」
「りんごは何色だったかな?」
「バナナは〇〇ちゃんが大好きだよね」
など、絵柄を通じて親子でコミュニケーションをすることで、単に色を塗るだけではなく、子どもがいろいろなものに関心を持つようになり、世界が広がっていくのです。

このとき、つい「はみ出さないように塗ろうね」などと口を出したくなってしまいますが、子どもは、大人に言われたからといって上手に塗れるわけではありません。何度もくり返すうちに少しずつ、枠の中に塗れるようになっていくので見守ってあげましょう。

りんごやきゅうりなど、絵柄が身近なもののときは、実物を持ってきて、どんな色をしているのか観察しながら塗るのも楽しいでしょう。図鑑を調べながら塗るのもおすすめです。

電車に興味のある子は1日中電車遊びばかり、というふうに、幼児期の子どもは、同じ遊びばかりしがちです。親子でコミュニケーションをとりながら同じ時間を楽しむことで、子どもの興味の対象を広げていけるとよいですね。

 

    • 大人が隣に座って、クレヨンの持ち方や塗り方のお手本を見せる。
    • 枠の中を塗るのは子どもにとって難しいもの。最初のうちは、はみ出してもOK。
    • 親子で会話したり、実物と比べるなど、コミュニケーションを楽しみながら塗る。

 

A4サイズにプリントアウトし、点線で切り離してご利用ください。
おうち時間もたのしいものになりますように。

 

+3

おすすめ記事

小学校受験の問題集は「ちょっと簡単」くらいから始める

受験準備

受験準備

小学校受験の問題集は「ちょっと簡単」くらいから始める

小学校受験では、どんな問題集からはじめたらよいのでしょうか? 小学校受験に備えた家庭学習には、子どもの習熟度に合わせた問題集を使った学習が効果的です。今回は問題集の選び方と、受験の時の大人の関わり方についてお話します。

READ MORE

つみきで空間認識力を楽しく身につける

受験準備

受験準備

つみきで空間認識力を楽しく身につける

梅雨の時期は、家での遊びが中心になります。子どもが夢中になって、じっくり取り組める遊びができるとよいですね。今回は、手先をたくさん使いながら、想像力や図形センスが身につく「つみき」にクローズアップしてみましょう。

READ MORE

一生役立つ算数力は生活の中で育つ

受験準備

受験準備

一生役立つ算数力は生活の中で育つ

最近、「算数力」や「算数脳」というキーワードに注目が集まっています。幼稚園受験や、小学校受験でも、数に関する問題は毎年必ず出題されます。子どもが楽しみながら数を理解して、算数を好きになるために、大人はどんなことをするのが良いのでしょうか。

READ MORE

関連キーワード