子どもの語彙力を育てるためには、実体験を補いながら興味を深めることが大切です。語彙を育てるツールとしておすすめなのが「絵カード」です。
MONOKOオリジナルの絵カードは210枚入り。幼稚園受験と小学校受験のために知っておきたい名称を厳選してカードにしました。
子どもが言葉に対しての感受性が強くなる時期のことを、モンテッソーリ教育では「言語の敏感期」と呼んでいます。言語の敏感期は、お母さんのおなかの中にいるときから始まっているといわれています。胎内~生後3歳くらいまでは「話し言葉の敏感期」で、耳から聞く言葉をどんどん吸収する時期です。
3歳半から6歳くらいまでは「文字に対する敏感期」で、文字への興味が出てきたり、書いたり、読んだりすることへの関心が高まります。
子どもの語彙力を育てるためには、ふだんの生活のなかでの実体験や、家族との会話がもっとも大切です。受験対策と言っても、単語を暗記するように覚えるものではありません。
子どもは、日常生活の中でさまざまなものを見る、聞く、触れるなどの体験を通して、そのものや状況を表す言葉を実際に耳にしたり、口に出したりすることで、言葉の持つ本当の意味を理解していきます。
知っている言葉が増えることで、言葉と自分の感情が結び付き、自分の気持ちを上手に伝えられるようになります。
日常生活のなかで学ぶといっても、ふだんの生活には、なかなか登場しないものもあります。そこで、実体験を補いながら興味を深め、語彙を育てるツールとしておすすめなのが「絵カード」です。
「絵カード」とは、動物や昆虫、鳥、海の生き物、花、野菜や果物、生活用具、家具、季節の行事、乗り物、文房具、楽器など、子どもの身の回りにあるものが、絵で描かれているカードのことです。
自分の知っているものがカードに描かれているだけで、子どもは嬉しいものです。絵カードを見せながら「どれが好き?」とか「これはなんだろう?」など、親子の会話を楽しむことで、自然に語彙力が育まれます。
絵カードは、名称を覚えるだけでなく、「しりとり」をしたり、同じ種類の言葉を集める「仲間探し」や「仲間外れ」、複数のカードを使った「お話作り」など、ゲーム感覚で言葉の構造や使い方まで学ぶことができます。
子育ての悩み
子どもがスプーンやおもちゃを手当たり次第に床に落としたり、放り投げたりすることがあります。大人は「いたずらばかりで困る」と思うかもしれませんが、これはいたずらではなく、子どもの手や指の発達を助け、動きを獲得するために必要なことなのです。
子どもの力を伸ばす
子どもをどう叱るか、というのは難しい問題です。「叱る」には、よりよい方向に導くという意味がありますが、親の都合で感情的に子どもを「叱る」のではなく単に「怒って」しまい、後悔した経験を持つ方も多いのではないでしょうか。今回は、子どもの叱り方について一緒に考えてみましょう。
子どもの力を伸ばす
子どもが2歳くらいになると、まだ自分でできないことでも「自分で!」「する!」と主張し始めます。これは、自分のことが自分できる=自立への大切な第一歩です。大人はできるだけ手を出さずに見守り、困っているときだけ手伝うというスタンスで、子どもの気持ちに寄り添えるといいですね。