子どもの力を伸ばす
2019.3.18
仕事や介護がある、小さいきょうだいがいるなど、毎日を忙しく過ごす人にとっては、子どもと向き合う時間がなかなか取れないことが悩みです。子どもと密度の濃い時間を過ごすためには、どんなことを意識するのがいいのでしょうか。
朝は、子どもを起こして着替え、朝食、身支度と慌ただしく過ごして家を出て、夜も食事の支度、食事、お風呂、寝かしつけ、と毎日忙しく過ごしている人も多いでしょう。
本当は、子どもに絵本を読んであげたり、遊んだり、ゆっくりお話を聞いたり、時間をかけて向き合うのが理想なのに、実際は子どもに話しかけられても、「今、忙しいから」「また後でね」と答えることばかりで、後から自分を責める人も少なくありません。
心配しなくても大丈夫です。忙しくても、時間にゆとりがなくても、子どもとしっかり向き合うことはできます。大切なのは、子どもと過ごす時間の長さではなく、密度の濃さや質なのだと考えましょう。
1日のうち、少しの時間でいいのです。子どもと向き合う時間は、仕事や家事の手を休めて、テレビやスマホもお休みにして、子どものためだけに使いましょう。子どもが話したいことがありそうなら、ゆっくり耳を傾けるのでもいいし、遊んだりするのもいいですね。本が好きな子なら、2~3分で読み終わる絵本を、おひざに抱っこして耳元で読んであげるのもよいでしょう。
毎日、必ずしなければいけない食事の支度や後片付け、お風呂、着替えなどの時間を上手に使えば、子どもと過ごす時間を無理なく増やすことができます。
子どもと一緒に台所に立って、野菜を持ってきてもらう、レタスをちぎる、お皿を並べるなど、子どもがやりたがる作業をしてもらい、食事の支度をするのもいいでしょう。子どもが大人のすることをよく見て、まねをしながら「日常生活の練習」をします。家事を一緒にすることは、子どもの体や心を育むことにもつながります。
心配しなくても大丈夫です。忙しくても、時間にゆとりがなくても、子どもとしっかり向き合うことはできます。大切なのは、子どもと過ごす時間の長さではなく、密度の濃さや質なのだと考えましょう。
子どもとのお風呂の時間を大切にしている人も多いですね。体が温まって、お互いにリラックスした状態で、ゆっくり話をしたり、スキンシップをすることで、短くても豊かな時間を持つことができるでしょう。
大人との密度が高い時間が積み重なることで、子どもは「自分と向き合ってくれた」と感じることができて安心します。親子の信頼関係を育み、自立にもつながっていくのです。
年齢別
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