MONOKOのこだわり
2019.12.16
MONOKOで販売している「アルミお弁当箱」は、1952年の創業以来、半世紀以上にわたり堅実なものづくりを続けている「大一アルミニウム製作所」さんのロングヒット製品です。
今回は、お弁当箱が作られる現場におじゃまして、その工程とものづくりへのこだわりについてお話をうかがってきました。
「大一アルミニウム製作所」さんは、台所道具からステーショナリーまで幅広い種類のアイテムを製造するアルミニウム製品メーカーです。なかでもアルミ弁当箱は、ここ数年の「アルミ弁当箱」ブームをけん引する代表アイテムとしてマスコミでも取り上げられる人気商品となっています。今回は「大一アルミニウム製作所」の渡辺健一さんに、アルミ弁当箱のおすすめポイントをうかがいました。
-今、アルミニウムのお弁当箱が見直されていますね。海外でも人気のようです。
渡辺(以下、W):家庭用品としてのアルミニウム製品の良い点は、まず軽量なこと。お弁当箱を洗うお母さんのことを考えたら、軽いことは重要ですから。汚れが落ちやすい点もおすすめですね。しかも、丈夫! うちの職員は同じ弁当箱を40年間使い続けていますので、丈夫さという点では保障できます。
-「梅干しを入れると穴が開く」と言われたこともありましたが、耐久性は問題ないのでしょうか?
W:昔は梅干しの酸に影響されて蓋に穴が開くこともあったようですが、昔と今ではアルミニウムの材質が違います。昔はジュラルミンを使っているものが主流でした。ジュラルミンは耐久性はありますが、耐食性が弱い(錆びやすい)。当社のアルミニウム製品はアルミニウム99%の純アルミニウム製です。純アルミニウムはもともと耐食性が強い素材ですが、アルマイト加工によってさらに耐食性を上げていますので、何十年もお使いいただける製品となっているのです。
-アルマイト加工についてもう少し詳しく教えてください。
W:簡単に言うと、アルミニウムを錆びにくくする加工のことです。アルミニウムは酸素と結びつきやすく、空気に触れていると薄い酸化皮膜を作ります。自然に作られる皮膜で保護されているので、アルミニウムは一般的に錆びにくく、耐食性が強いといわれています。ただし、この皮膜はとても薄く、環境によっては化学反応で腐食してしまうため、より厚い皮膜を作って表面を保護し、耐食性・耐摩耗性を向上させる表面処理「アルマイト加工」が必要なのです。
-アルミ弁当箱のお手入れ方法での注意点はありますか?
W:アルミニウムはアルカリ性の物に触れると変色し、腐食する性質を持っています。食洗機用洗剤はアルカリ性のものもあるため、必ず中性洗剤で手洗いをしてください。また、電子レンジでの使用は絶対に避けてください。
MONOKOが「大一アルミニウム製作所」さんのアルミ弁当箱を選んだ理由は、素材の質の高さだけではありません。
子ども用のお弁当箱というと、汁もれ防止のロックが付いたプラスチック製がほとんどですが、子どもの小さな手では、お弁当箱のロックをうまくはずせず、お弁当箱をひっくり返してしまうこともあります。
「大一アルミニウム製作所」さんのアルミ弁当箱は、かぶせタイプで小さな子どもでもひとりで蓋を開けられます。
さらに、お弁当の深さが浅めで、小さい子どもがごはんやおかずを取りやすい点もおすすめです。
MONOKOで販売している「アルミお弁当箱」には既成品にはない特徴があります。
それが、お弁当の両面にある「なまえ」のプリントです。この「なまえ」プリントには2つの意味があります。
まず一つは、保育者の方がひとめで誰のお弁当かわかるようになっていること。二つ目は、「なまえ欄」がランチベルトをかけるガイドの役目を果たしていることです。
プリントをしてくださっているのは、東京・江戸川区松島にある「鈴木スクリーン」さんです。
今回、そのプリントの現場を見学させていただきました。
1個1個微妙な調整をしながら手作業でプリント。
このお弁当箱のために特注したランチベルトを正しい位置に止められるように、「なまえ欄」は裏表が合うようにプリントされています。MONOKOの「アルミお弁当箱」は職人さんたちの厳しいチェックのもと、1個1個ていねいに作られているのです。
成型、プリント、検品、仕上げまですべて東京の工場で行い、品質と安全性が保障された「大一アルミニウム製作所」さんの「アルミ弁当箱」。子どもたちの成長を支えるお弁当箱には、「MADE in TOKYO」の誇りが詰まっています。
●この方にお話をうかがいました。
株式会社 大一アルミニウム製作所
渡辺健一さん
●取材にご協力いただきました。
鈴木スクリーン
鈴木 勇さん(左) 鈴木勇太さん(右)
年齢別
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