子どもの力を伸ばす
2023.7.13
3歳までの子どもは、とても好奇心や探求心が旺盛です。周りにあるものすべてが興味の対象になり、自分の体や五感を使って自分を取り巻く環境を理解しようとします。
3歳までは動きそのものを獲得する期間にあたり、それ以降は獲得した動きをより洗練させていきます。その成長の過程で、特定の時期だけに現れる強い欲求があります。床に落ちているものをつまんだり、ティッシュを引っ張り出したり、スプーンでテーブルをたたいたり、物を投げたり…。大人にとっては困った行動に見えることも、実は子どもにとっては、周りにあるものを使ってその動きを獲得したくて努力をしている行動です。「子どもが今やりたがっていること」について、安全な別の形でその活動(行動)を心ゆくまでできる環境を作ってあげましょう。それらの活動を繰り返すことで、身体のコントロールが十分にできる自立した子に育ちます。子どもは何度も繰り返し行って達成感を得ると、自然と次の活動に移行していきます。
おもちゃやワークブックには、ひとつ(または1冊)でいろいろな活動ができるものが多くありますが、MONOKOのモンテッソーリ教材は活動そのものに集中できるよう、ひとつの教材の目的はできるだけひとつにしています。装飾や色付けは最小限でシンプルですが、「子どもがやってみたくなる工夫をする」ことと、「大人と同じ本物の道具」であることを大切にしています。
以下に教材を準備する大まかな年齢を示していますが、「必ずこの年齢で」と思わず、まずはお子さまを観察することから始めてみてください。
1歳前後
胎内と全く違う環境に適応しながら、まわりへの信頼感を育む時期。
タグトイ社 GAM社 エプロンインファント
1歳半から2歳
歩行や言語の成長が著しく、より細かい作業ができるようになる時期。
タグトイ社 立体空間把握と記憶のタワー ダスター&ミトン セット はさみきり ぬりえ シールはり スタンプ お食事 立方体つみき
2歳から3歳
秩序に対するこだわりや自我が強くなり、ひとりでできるように手伝ってほしい時期。
のりはり つなぎあそび ひもとおし 通園 キッチン
3歳から4歳
運動と感覚の敏感期にあたり、正確な動きを身に付ける時期。
糸巻き ぬいさし 言語教育 エプロンプライマリー
4歳以降
視野が広がり抽象の世界への興味を持ちはじめる時期。
編み・織り フィギュア
•いま子どもが興味を持っていることをよく見る
•タイミングを逃さないよう準備しておく
年齢別
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